PPCIP 記者会見 開催レポート
患者目線で革新的医療政策実現を目指すパートナーシップ(PPCIP)
「患者・市民の医療政策への参画に関する提言」を策定

日時:2022年5月19日(会場: 厚生労働省内 厚生労働記者会 会見室)

2022年5月19日、患者目線で革新的医療政策実現を目指すパートナーシップ(PPCIP)では「患者・市民の医療政策への参画に関する提言を策定」と題した記者会見を開催しました。

PPCIPは革新的な医療技術(ゲノム医療を含む)や医薬品・医療機器・再生医療等製品、ワクチンを含む適切な医療を誰もが公平に受けることができ、国民が安心して暮らせる健康長寿社会の実現をはかるためには、患者・市民の医療政策への直接参画の仕組み作りが必須であることを、具体的な提案の形で求めています。

【患者・市民の医療政策への参画に関する提言 概要】

要望:
国民皆保険制度の利用者である患者・市民が、医療政策の立案や決定プロセスに確実に参画でき、その声がしっかりと反映させられるための以下の仕組みを整備してください

<患者・市民の代表を医療政策立案の過程に参画するために必要な施策・支援>/p>

  1. 中央ならびに地方の医療協議会における患者・市民代表委員枠(2名以上)の設置及び設置に伴い必要となる制度改正や将来的な法改正を含む諸整備の実施
  2. 厚生労働省内に、医療政策決定プロセスに参画する患者団体・患者・市民の募集、採用から研修、その他、選出された患者・市民が委員としての役割を十分に果たすために必要な支援や調整を担当する窓口を新たに設置
  3. 2で設置する窓口となる新部署が中心となり、医療行政の審議会や委員会に参画する患者・市民代表委員の選定基準や選出方法の明文化
  4. 医療行政の審議会や委員会に参画する患者・市民及び医療従事者などの委員を対象とし、医療制度、医療経済や財政、公衆衛生など委員としての役割を担うために必要な知識習得を目的とする教育、研修プログラムの提供(同プログラムは医療行政及び医療関連の一般市民向け啓発プログラムとしても位置づけ、広く受講可能なものとし周知する)
  5. 医療行政の審議会及び委員会において患者・市民の声が反映されていることを検証、評価する第三者委員会を厚生労働省管轄部署として設置

本記者会見では、PPCIPが提言へ至った背景と提言内容、また医療政策への患者・市民参画の意義について説明しました。提言詳細、発表内容については下記の資料にてご覧いただけます。

【資料】
2022/5/19 PPCIP プレスリリース
2022/5/19 PPCIP 記者会見 発表資料
2022/5/19 PPCIP 記者会見 提言書

<記者会見の様子>